2020年07月04日
日本人の睡眠時間について、気になるニュースが最近ありました。
若者の睡眠時間がここ10年で以前よりも長くなって、約8時間になっている。という調査結果があるそうです!
日本人の睡眠時間は他の先進国と比べて短いというのは以前からよく知られていることです。そして、生活様式の夜型化、不規則化によって、睡眠時間はさらに短くなってきていると思っていましたが…、意外なことに、若者は夜11時には寝ている人が多くなって、睡眠時間は長くなっているそうです。
その原因として、スマホを見ながら寝落ちしているのではないか、とのことです。 確かに、私も布団に入ってスマホを見ているうちに寝落ちして、スマホが顔に落ちてくる、ということは時々ありますが…。(;^ω^) 若者全体では実際のところどうなんでしょうか…?? スマホを見ながら寝落ちすることで早くに入眠することがあったとしても、スマホが発する光が睡眠に悪影響を及ぼすこともありますので、寝る前のスマホが良いとは言えませんが…。
以下は日本経済新聞(2020/6/29)の記事です。
20代から30代前半の若い世代の睡眠時間がこの10年間に1割程度増え、約8時間になったことが29日、ビデオリサーチと電通の調査で分かった。
就寝時間が早まったためで、仕事や夜遊びより自宅で過ごす生活様式の変化などに加え、横になってスマートフォンを見ながら眠ってしまう「寝落ち」が影響している可能性を両社は指摘する。
ビデオリサーチは毎年6月、首都圏の約5千人(2013年まで約2千人)を対象に、メディアへの接触状況などを調べ、電通が分析している。
それによると、20~34歳の男性の睡眠時間は09年に平均7時間11分だったが、19年は7時間55分と10.2%増加。同年代の女性も、09年の7時間19分から19年の7時間59分へ9.1%増えた。
就寝時刻を見ると、夜11時に既に寝ている人の割合は、20~34歳男性で09年の18.6%が19年に34.7%へ、同女性で09年の30.0%が19年に44.9%へと増加した。
この年代の男性の3人に1人、女性の半分近くが今や11時には就寝している計算だ。起床時刻に大きな変化はなかった。
他の年代の睡眠時間は、35~49歳女性が10年間に6.8%増えた以外、ほぼ横ばいだった。08年以前は各年代とも顕著な変動はなかった。
ビデオリサーチが18年に実施した別の調査によれば、15~29歳のうち、就寝直前にベッドや布団の中でスマホを使っている人が3分の2に上り、そのまま眠ってしまった経験のある人も多い。
座ってテレビやパソコンを見るのと違い、横たわってスマホを使うと眠りに落ちやすいことから、若い世代を中心にスマホの利用が増えたことが、意外にも睡眠時間の増加につながったと両社はみている。
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