2025年01月30日
睡眠薬を服用中に「健忘」という副作用が生じることがあります。これは、睡眠薬を服用した後の行動を覚えておらず、翌朝になって「あれ?」と思うような状態を指します。例えば、誰かと電話をしたり、メールやLINEを送ったり、家族と会話をしたことを覚えていない場合があります。また、無意識のうちに何かを食べていることもあります。
この健忘は、睡眠薬が記憶の形成や保持に関わる海馬(かいば)に影響を与えることで発生します。眠気を自覚していなくても、記憶が欠如することがあるため注意が必要です。
睡眠薬を服用した後は、スマートフォンを見たりせず、電気を消して布団に入り、何もせずに眠りに入るのを待ちましょう。
カテゴリ:院長ブログ